ラグビーワールドカップ2007フランス大会準決勝

2007年10月13日土曜日

Saint-Denis Stade de France 収容客数81,388人(テレビ観戦)

14 - 9 England勝利

イングランドラグビー協会エンブレム

連覇を狙うEngland

準々決勝ではWallabies相手に見事なゲームコントロールで勝利を収めたEngland。SOジョニー・ウィルキンソンのキックは前回大会ほどの精度はないが、巧みなパスで攻撃をリードし、ディフェンス時は体を張ったタックルを決めてチームを鼓舞する。強力FWを引っ張るのはPRのアンドリュー・シェリダン。準々決勝でMOMを獲得した巨漢PRはベンチプレスで225kg、スクワットで275kgを上げる怪力を誇る。France相手でもスクラムで圧倒出来るかが見所となる。

フランス代表ラグビー協会のエンブレム

前回大会の雪辱なるか

Franceは準々決勝で優勝候補筆頭のALL BLACKSを逆転で撃破し、国内の盛り上がりも最高潮に達している。逆転トライを決めたCTBヤニック・ジョジオンや、その逆転トライをアシストしたSOフレデリック・ミシャラク、FBで出場する大型ユーテリティBKダミアン・トライユなどBKに才能ある選手が並ぶ。FWではFLティエリー・デュソトワールセルジュ・ベッツェンのコンビやNo.8のジュリアン・ボネールら第三列の献身的なプレーが光る。Franceは前回大会でも準決勝でEnglandと対戦し、7-24 と完敗しているが地元での雪辱なるか。

Englandが先制するもFrance優勢か

Englandは開始1分France陣地に入りSHアンディ・ゴマソールのキックをチェイスしたWTBジョシュ・ルーシーがトライ。開始早々 5-0 とリードする。しかしその後はFranceが優位に試合を進めて、前半8分・前半17分にPGを決めて 6-5 と逆転。追いかける形となったEnglandはSOジョニー・ウィルキンソンが敵陣に入るとDGやPGを狙うが精度を欠き得点出来ない。前半は 6-5 のまま折り返す。

後半3分にPGを決めて 9-5 とリードを広げたFrance。キックで優位に試合を進め、ボールを展開すればCTBヤニック・ジジョンやLOセバスチャン・シャバルらの突破でチャンスを作るが、Englandのディフェンスも堅く中々得点が出来ない。一方EnglandはエースのSOジョニー・ウィルキンソンが後半6分、後半34分とPGを決めついに逆転。後半37分にはウィルキンソンがDGでダメ押し。熱戦に終止符を打った。

試合を通じてずっとFrance優位だったと思う。いつでも得点出来そうに見えた。しかしボールを展開してパスを繋いで攻めるのか、キックで陣地を稼いでFWで押し込むのか、戦法を決め切れないで敗れた印象だった。一方Englandは敵陣に入ればSOジョニー・ウィルキンソンのキックで得点出来る。試合巧者のEnglandが上手く戦い格上の強豪Franceを倒した見応えのある準決勝だった。

投稿者

ラグビー好きの食いしん坊

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)