ラグビーワールドカップ2007フランス大会準決勝

2007年10月14日日曜日

Saint Denis Stade de France 観客数77,055人(テレビ観戦)

37 - 13 SPRINGBOKS勝利

SPRNGBOKS

Try Nations最後の砦

SPRINGBOKSは準々決勝のFiji戦では後半10分には 20-20 と同点に追いつかれる場面もあったが、やや余力を残しての準決勝進出。同じ南半球の強豪2カ国が準々決勝で敗退した今大会は優勝の大きなチャンス。得点源のキッカーFBパーシー・モンゴメリー、長距離キッカーのCTBフランソワ・ステイン、ディフェンスの要CTBジャック・フーリー、ここまで6トライのWTBブライアン・ハバナ、落ち着いたゲームメイクを見せるSOブッチ・ジェームスとBKに名手が揃う。FWにもラインアウトを支配するLOヴィクター・マットフィールドバッキース・ボタ、グラウンドの指揮官HOジョン・スミット主将らが先発し隙がない。

SOエルナンデスのキックは必見

LOS PUMASはここまで5戦全勝で初の準決勝進出。殆どの選手が欧州のプロリーグでプレーし、チームとしてのテストマッチは年間5試合のみ。それ故チームとしての成熟度はティア1のチームには及ばない。出来る事を絞りチームの長所を最大限活かし勝ち上がってきた。SOファン・マルティン・エルナンデスの多彩で正確なキックを有効につかい、FWでは密集での早い集散、低いタックルを徹底し相手のの反則を誘う。セットプレーでのミスを減らす。敵陣に入ればCTBフェリペ・コンテポーミのPGで得点を重ねる。この試合ではSPRINGBOKSの強力FWの圧力に耐えられるかが鍵となる。

BOKSのプレッシャー

開始5分でSPRINGBOKSのSHフーリー・デュプリアLOS PUMASのCTBフェリペ・コンテポーミのパスをインターセプト、そのままトライ。それまでLOS PUMASがFW・BK一体となった見事な繋ぎで敵陣22mラインまで迫っていただけに大きな失点となった。

LOS PUMASはこれまでの5試合ほぼ同じメンバーで戦ってきた疲れもあったかもしれない。今までになくノックオンなどのミスも多く、ラインアウトは奪われ、スクラムも優位に立てなかった。終始リードされる展開で、頼みのSOファン・マルティン・エルナンデスのキックも冴えない。前半31分にBOKSのWTBブライアン・ハバナにショートパントを裏に蹴られ、そのままトライを許すと前半終了直前にはBOKSのNo.8ダニー・ロッソーにもトライを許し 24-6 と大きくリードされてしまう。

LOS PUMASは後半4分にCTBマニュエル・コンテポーミが 1トライを返し、尚も後半75分に敵陣ゴールに迫りながら、BOKSのWTBブライアン・ハバナがSOファン・マルティン・エルナンデスのパスをインターセプト。そのまま80mを独走してトライ。BOKSは12年ぶり2度目の優勝に向けて、あと1勝に迫った。

投稿者

ラグビー好きの食いしん坊

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