2023年7月15日土曜日
熊本 えがお健康スタジアム 観客数19,586人(テレビ観戦)
41 - 27 ALL BLACKS XV 勝利
雪辱なるか
ワールドカップイヤー初の実戦となったリポビタンDチャレンジカップ第1戦は、ニュージーランド代表を目指す選手で構成されたオールブラックスXVにノートライで完敗を喫した。日本代表は、SO松田力也のPGで先制こそしたが、その後はオールブラックスXVのパス回しに翻弄され、終わってみれば計5トライを許した。初戦で新戦力をテストした日本代表は、第2戦からは多くの主力が投入される予定だ。パスミスや連携攻撃が不発だったブレイブ・ブロッサムズは、次戦で立て直せるか期待がかかる。
連勝なるか才能軍団
“オールブラックス・フィフティーン” は、W杯フランス大会に出場する正代表(オールブラックス)のセカンドチーム。テストキャップはつかないセカンドチームとは言え、スーパーラグビーで活躍している選手たちばかりが選ばれています!次のW杯でオールブラックスの中心となる若い選手と、圧倒的な分厚い選手層からオールブラックスには選出されなかったテストマッチの経験を持つ有能な選手達で構成されたチームなのです。
この試合のスコッド(日本戦に臨む23人の選手)の中には、W杯2019で来日し3位となったメンバーであるスクラムハーフ(SH)ブラッド・ウェバー(Brad WEBER)選手、センターバック(CTB)ジャック・グッドヒュー(Jack GOODHUE)選手がスタメン。日本生まれのフランカー(FL)アキラ・イオアネ(Akira IOANE)選手など、代表キャップを持つ選手も6人。26歳の若き司令塔、スタンドオフ(SO)Stephen Perofeta(スティーヴン・ペロフェタ)選手も、昨年秋(リポビタンDチャレンジカップ2022)にオールブラックスのフルバック(FB)として来日しています。
ジョセフHC「今後はミスをなくしていけば勝てる」
ラグビーの日本代表は9月に開幕するワールドカップに向けて、熊本市でニュージーランド代表のセカンドチーム、All Blacks XVと強化試合を行い、27対41で敗れました。
ラグビーの日本代表はワールドカップに向けて、今月から来月にかけて毎週土曜日に強化試合やテストマッチを行い、チームの強化を進めています。
15日は、先週6対38とノートライで敗れたニュージーランド代表のセカンドチーム、All Blacks XVと熊本市で再び対戦しました。
試合には今シーズン初めて、日本代表として主力をそろえたチームで臨み、前半、日本はフルバックの松島幸太朗選手が鋭いステップからトライを決めたほか、スタンドオフ、李承信選手のペナルティーゴールなどで13点を奪いました。
しかし、相手の力強い突破や展開力に押され、自分たちのミスも重なって4つのトライを決められ、前半を終えて13対29と大きくリードされました。
後半も3分と11分に立て続けにトライを決められ、一時リードを28点に広げられますが、その後フォワードの突破とバックスの素早い展開から流れを作り、14分と19分にウイングのセミシ・マシレワ選手がトライを決めて追い上げました。
このあとも日本は敵陣でボールを展開してチャンスを作りましたが、要所でミスが出て追加点を奪えず、27対41で先週に続いてAll Blacks XVに敗れました。
日本は来週22日に、今シーズン初のテストマッチとして、札幌市でサモア代表と対戦します。