2019年10月13日 日曜日

予選プールA

横浜国際総合競技場 観客数67,666人

28 - 21 JAPAN勝利!

入場シーン。
入場シーン

台風被害を乗り越えて…

10月12日は台風19上陸。関東地方を中心に甚大な被害を出した。10月12日も予選プールB組のALL BLACKS vs.Italia及びC組のEngland vs.Franceの2試合が中止となった。JAPAN vs. Scotlandも開催出来ない可能性もあったが、本当に沢山の関係者の献身的な努力により試合当日朝に開催が決定した。試合開催決定からJAPAN勝利までの経緯をレポートした素晴らしい記事があったので、詳細は是非コチラをご覧ください。

幸運な歴史の目撃者に…

ラグビーW杯2015年イングランド大会では、名将エディー・ジョーンズHCの鮮やかな手腕による躍進が印象的だった。今大会は新たにジェイミー・ジョセフHCを迎えて臨み悲願のベスト8入りを目指す。

試合はScotlandの先制トライから始まった。Scotlandは前回大会から日本の天敵になった感がある。特にSHのグレイグ・レイドローは本当にラグビーが「上手い」。判断というか、プレーの選択というか、ゲーム・戦術への理解が深くプレー選択オプションが豊富で、技術・体力ともにレベルが高い。嫌な試合展開で始まったが、会場の熱狂的な応援を受けてJAPANがこれから奮起する。WTB福岡堅樹のオフロード・パスを受けたWTB松島幸太朗がトライを返す。試合を振り出しに戻すと、続けて敵陣ゴール前でFWとBKが見事なオフロード・パスを繋いで最後はPR稲垣啓太がトライを中央にトライ。この時はスタジアムが揺れた。この後この日絶好調のWTB福岡堅樹の2トライを加え、終盤粘るScotlandに2トライを返されたものの、見事に逃げ切り予選プール4戦全勝の1位で決勝トーナメント進出を決めた。試合の詳細はコチラ

JAPANが4トライを奪いボーナスポイントを獲得した時点で決勝トーナメント進出は確定的ではあったが、予選プール4戦全勝の1位での通過は大会前は誰も予想出来なかった。特に当時世界ランキング1位だったIRELANDには勝てない、と誰もが思った。JAPANの選手達を始め関係者の方々はどれほどの準備を重ねて来たのだろう。本当に頭の下がる思いだ。

試合後、いつまでもこの感動に浸っていたいと誰もが思ったのだろう。通常の試合後は観客は帰りを急ぎ、試合直後からスタジアムから観客は居なくなるものだが、この日はいつまでも観客席には人が居た。67,666人の感じた幸福感を浴びながら、幸運にも筆者は歴史の目撃者の1人となった。とても幸せな体験だった。

2023年4月1日土曜日からは J SPORTSラグビーワールドカップ100選!が放送・配信予定。

2023年9月9日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」が放送・配信予定。

2023年7月8日土曜日からは WOWOW南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップが6試合放映予定。