2022年10月29日 土曜日
国立競技場 観客数65,188人
38 - 31 ALL BLACKS勝利
ALL BLACKSが国立に登場!
2022年秋のテストマッチシリーズが始まった。JAPANは、この試合の前にオーストラリアA(準代表チームクラス)と3試合、いずれも僅戦い戦いを演じ、1戦目2戦目は敗れたものの、最終戦は 52-48 と勝利している。今回のALL BLACKS戦後、11月に渡欧し、England、Franceという欧州のティア1の強豪とアウェーでの対戦が続く。国内での強化試合シリーズを締めくくる一戦。世界最高のチームをホームに迎えて戦う。
筆者はハカ(今回はカ・マテ)を初めて正面から観た。3階席の遠くからでも感じる迫力。グラウンドで相対するJAPANはすごいプレッシャーなのではないか。想像を絶する。
注目のSOは山沢拓也。エディー・ジョーンズ前HCが「天才」と呼んでいたが、プレーを見るのは初めて。他にも母国との対戦となる20歳のLOワーナー・ディアンズのプレーもとても楽しみ。
先制したのはALL BLACKS。トライとコンバージョンを決められ7点差。注目のSO山沢拓也が1PGを決めるも、2トライ2コンバージョンを続けて決められ、21-3 と大きくリードされる。このままずるずると大差の敗戦かと思われたが、この後JAPANも2トライ2コンバージョンを返して4点差(17-21)で前半終了。JAPANのSO山沢拓也のキックの上手さが目立つ展開だった。
歴史的大金星なるか
後半は両チームお互いに追加点を奪い合い、24-35 とALL BLACKSがリードしたところで、ALL BLACKSのLOブロディ・レタリックが危険なプレーでレッドカードを受け、ALL BLACKSは残り15分を数的不利で戦う事になる。
俄然勢いに乗ったJAPANは後半38分にトライとコンバージョンを決め、31-35 の4点差に迫る。1トライで逆転出来る点差まで常勝軍団を追い詰めたJAPANだったが最後は逆にPGを決められ、31-38と7点差で敗れ、歴史的な大金星を逃した。
注目のSO山沢拓也のキックはPG、コンバージョンキックのみならず、キックパスやトライにつながったグラバーキックなど多彩で巧み、今までないタイプで異能のSOといった印象。新鋭LOワーナー・ディアンズはキックチャージから30m独走トライ。2m越えのサイズで俊敏で低いプレーが光った。惜しくも大金星ならず、ではあったが、67,188人の大観衆も大満足の一戦だった。試合の詳細はコチラ。
2023年4月1日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ100選!」が放送・配信予定。
2023年9月9日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」が放送・配信予定。
2023年7月8日土曜日からは WOWOW で南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」が6試合放映予定。