2023年2月25日 土曜日
Six Nations 第3節
Cardiff Millennium Stadium 収容客数74,500人(テレビ観戦)
20 - 10 England勝利
この試合前、Walesでは連盟と選手が契約をめぐって対立し、この試合の開催が危ぶまれたが何とか開催にこぎ着けたようだ。双方の歩み寄りがあつたのだろうが、選手達には生活があり、連盟には財政規律がある。ラグビーファンとしては良い方向に向かって欲しいと願うばかりである。
Walesは新HCウォーレン・ガットランドのもと、チームを再建中。CTBに196cm110kgの大型BKメイソン・グレディを初先発させるなど、大型でスピードのある若手をBKに積極的に起用している。5キャップ目で初先発の30歳SOオーウェン・ウィリアムズや久々登場のFBリー・ハーフペニーにも注目が集まる。
EnglandではSOにオーウェン・ファレルが前節に続けての起用。WTBにアンソニー・ワトソンも復帰し、FBには期待のフレディ・スチュワードがこの試合も先発する。
プリンス・オブ・ウェールズのウィリアム王子夫妻の見守る中、Walesのキックオフで試合はスタート。EnglandはPGで3点を先制後、スクラムからWTBマックス・マリンズがチャンスを作り、最後はWTBアンソニー・ワトソンがトライを決める。Walesも必死で反撃するが、EnglandのFW陣が体を張ったディフェンスでトライを許さず、前半はFBリー・ハーフペニーのPGで3点を返すのみで終わった。前半を終わって 8-3 でEnglandリード。
後半開始早々、それまでもこの試合随所で好プレイを見せていたWalesのWTBルイス・リースザミットがインターセプトから50m独走しトライ。一時はWalesが 10-8 と逆転する。Englandはその後ラインアウトからのチャンスをPRカイル・シンクラーがトライを決め再逆転。勝利を目指し、地元の大声援を力に攻め込むWalesだったが、Englandの強力FWが堅い守りで防ぐ展開が続く。結局EnglandのCTBオリー・ローレンスが74分にトライを決めて勝負あり。Englandが敵地でしぶとく勝利を収めた。試合の詳細はコチラ。
2023年4月1日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ100選!」が放送・配信予定。
2023年9月9日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」が放送・配信予定。
2023年7月8日土曜日からはWOWOWで南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」が6試合放映予定。