2023年3月18日 土曜日
Six Nations 最終節
Dublin Aviva Stadium 収容客数50,000人(テレビ観戦)
29 - 16 Ireland勝利
Six Nationsの星取表では、既に全試合を消化したFranceが20ポイントで1位。最終戦を残してIrelandは19ポイントで2位。Irelandは引き分け以上で優勝。負けた場合は、1ポイントでもボーナスポイントを獲得すれば、得失点差でFranceを上回り優勝。優勝が確実視されるIrelandは.この試合にも勝って5年ぶり4回目の全勝優勝(グランドスラム)を狙う。
Englandはここまで2勝2敗。優勝の可能性はなくなったが、半年後のW杯に向けて負けられない戦い。この試合もSOは主将でキッカーのオーウェン・ファレルが先発。SOの最適解はフィジカルも強い安定のオーウェン・ファレルか、才能溢れるランニングと閃きのパスが魅力のマーカス・スミスか。迷えるEnglandはこの試合で正解を導くことは出来るだろうか。
先制はEnglandだったが…
前節のホームTwickenhamでFranceに歴史的大敗を喫したEngland。この試合では序盤に気合いの入ったディフェンスを見せ、SOオーウェン・ファレルの2PGでリードを奪う。しかし地力で勝るIrelandは、SOジョナサン・セクストンがPGを決めると流れをつかむ。今秋のW杯で代表引退を表明しているジョナサン・セクストンは、このPGでSix Nations最多得点記録を更新した。その後もIrelandは優位に試合を進めて、ゴール前のラインアウトからサインプレーで最後はHOダン・シーハンがトライ。ここまで耐えてきたEnglandだったが、ハーフタイム寸前、今大会安定したプレーで活躍していたFBフレディ・スチュワードが危険なプレーで退場となる。Englandはこの後14人での戦いを強いられる。前半はこのまま 10-6 のIreland4点リードで折り返す。
後半、数的不利になったEnglandが奮起し、PGを決めて1点差に詰め寄るが、徐々に人数で1人勝るIrelandが優勢に。敵陣22mでのスクラムからボールをつなぎ、最後はCTBロビー・ヘンショウが飛び込んでトライ。その直後、今度は、SHジャ三ソン・ギブソンパークが巧みなパスワークでブラインドサイドを揺さぶり、最後は再びHOダン・シーハンがトライ。Englandも敵陣ゴール前モールを意地で押し込み1トライを返すが、試合終了前にはIrelandに手薄なブラインドサイドを突かれ、交代出場したIrelandのHOロブ・ハーリングにダメ押しのトライを決められた。試合の詳細はコチラ。
2023年4月1日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ100選!」が放送・配信予定。
2023年9月9日土曜日からは J SPORTS で「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」が放送・配信予定。
2023年7月8日土曜日からはWOWOWで南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」が6試合放映予定。